2015年6月30日火曜日

産まれたときには1000グラムちょっとだった赤ちゃん、 よくぞ来てくださいま した。

6月コースはマドレ基金の産後ケアバトン制度のご利用がお二人ご参加。

産まれたときには1000グラムちょっとだった赤ちゃん。
よくぞここまで来てくださいましたと手を合わせたくなる。

2人とも、こうやって笑顔をカメラに向けてくれたけれど、
この笑顔の裏には、はかりしれない壮絶な苦労と試練が隠されている。

早産、低体重など小さく産まれた赤ちゃんの子育てのスタートは
私達が想像する以上に過酷です。

「ちゃんと産んであげられなかった」
という気持ちを抱え、
精神的にもかなり消耗している。

妊娠中は絶対安静で、
産後は体力が大幅に落ち、
衰弱している。

にもかかわらず、
産後はゆっくり休養することもできず、
不安に苛まれながらNICUへの毎日の通院。

ほんとに過酷な毎日を、
なんとか生き延びて数カ月…

そんな母にこそリフレッシュが必要だし、体力作りも仲間作りも必要、
とおもうけど…
産後はもう、赤ちゃんに全てを捧げていて、意識も赤ちゃんに集中していて、
とてもとても、こういう教室に来る余裕はまずない。

だからこそ、マドレ基金の産後ケアバトン制度が、後押しになればと思う。
この制度があったから教室に来れましたという声はひんぱんに耳にする。

今月も最終回に
「教室に来る前は、外に出るのが本当に怖かった、けれど、勇気を出して参加して本当によかった」
と言ってもらえて涙がでそうになった。

産後ケアバトン制度は寄付によって受講料を補助する制度。
手を差しのべてくれる人がいるということに励まされたという声も。
子育てを自己責任ではなく、社会が支えてく、
そのインフラをつくっていく一助になれたらとおもう。



2015年6月29日月曜日

泣き笑いの人生万歳 (´ρ`)

あっというまだった。
マドレ吉祥寺6月コース終了。
気がついたら口角があがっている。

参加者のおひとりは
「この教室に参加していちばん影響を受けたのは、マコ先生とアシスタントのまさりん先生の口角がずーーーっと上がっていて絶対に下がらないこと。産後っていう、こういうタイヘンなときだからこそ、笑顔でいるって、些細なことのようにみえるけどとっても大事なことだと思う」
と語ってくれた。
口角がずっとあがりっぱなしの中桐昌子インストラクター

4週間、この教室で一緒にすごした仲間。
赤ちゃんを連れて、最高にハッピーにみえるかもしれないけれど、
その笑顔の裏には、さまざまな試練をくぐり抜けていたり、
事情を抱えていたり、単にハッピーなだけじゃないのが私たちの人生。


ちょうど、このレッスンの朝、Keep Calm Tweetというアカウントで気になった文章があって、それを思いだした。

笑顔でいるのは幸せだからじゃなくて、
笑顔でいられる強さをもってるから、
っていう名言。


これを6月コースのみんなに捧げます。
Smiling doesn't necessarily mean you're happy. 
Sometimes it just means you're strong. 

泣き笑いの人生万歳 (´ρ`)

2015年6月21日日曜日

悲しいときにも少しは笑う時間があると、少しは救われるきがします。

楽しいときに笑うのは、誰でも、当たり前だとおもうけど、
インストラクターの私たちは、普通のときもたいして楽しくないときも、
笑顔でエクササイズを教える訓練をするので、
バランスボールに座ると、条件反射で笑顔になってしまう。


生きていればいろいろなことがあるし、幸せなことばかりではなく、
悲しいこともやりきれないことも難しいこともあったりして、
人知れず涙を流したりしているかもしれないことは、誰にもわからないよね。


そういう時間があっても、それが人間だし、一日のうちに、
爆笑する時間と、ニコニコする時間と、ボロボロ泣いてしまう時間と、考えこんでしまう時間と、
いろんな時間があっても、それは自然なことだと思います。


悲しいときにも少しは笑う時間があると、少しは救われるきがします。

産後のボディケア&フィットネス教室@吉祥寺
7月コース参加者募集中。7/2(木)10時スタートです。
http://www.madrebonita.com/wordpress/?page_id=181

2015年6月19日金曜日

UXデザインっ!

(ユーザーエクスペリエンス)UXデザインというお仕事があることを最近知りました。
UXデザイナーの三澤直加さんに、Googleインパクトチャレンジのプロジェクト
「産後ケアバトン+」に参画していただくことになり、メンバーの顔合わせをしてきました。


私の理解では動線に近いのかな。ユーザーエクスペリエンスは、それだけじゃないと思うけど。

教室の運営の場合、最初にスタジオに足を踏み入れてから、レッスンが始まるまで、安心して準備ができるよう、場をデザインしてある。レッスンが始まってからも、その構成、内容の順番、赤ちゃんを寝かせるマットの位置、座布団の位置、名札にかく名前、シェアリングで話す分数、レッスン終わった後に皆さんでランチにいくことを勧めるところまで、などなど全てに意図がある。


それは、マドレボニータの教室には、運動してリフレッシュする以上の目的があるから。つまり、産後の女性が安心して赤ちゃん連れで自宅以外の場所で過ごせる、とか、ママとしてではなくひとりの大人としてリスペクトされる場をつくるとか、運動や対話を通して自分と丁寧に向き合うとか、それを通して体力と自分の芯をつくる手応えを感じるとか、そこで力を身につけて、自分の日常でも力を発揮する(仕事やパートナーとの関係など)とか…


参加者に何を受け取ってもらいたいか?で、場のデザインは大きく変わる。マドレの教室は、かなりそこをこだわってやってるほうだとおもう、だからインストラクターも緻密なトレーニングに取り組むどうしても狭き門になる。

さて、教室のデザインは、ここまでこだわってやってるならば、今度つくる産後ケアバトン+(プラス)だって、ユーザーエクスペリエンス(って呼ぶのね)に、とことんこだわりたい。そんなときに、CODE for JAPANの関さんに紹介してもらったのがUXデザイナーの三澤直加さん。


三澤さんのご経験、お持ちのスキル、手法をお聞きすればするほど、私たちに必要なのはこれだ!と。
このプロジェクトのチームに参画してもらうことになりました。



とてもワクワクしています。来週から、本格的に開発のプロジェクトが始動しますが、
このプロダクトやサービスができていく過程もすごく面白いとおもうので、
できるだけリアルタイムで、シェアしていきたいと思います。

2015年6月18日木曜日

母だから強いんじゃない。美しい強さはどうやって身につけるんだろう。

三週目のレッスンは手ごたえがあって楽しい。
ボロボロだった身体が、手入れされてシャキッとしてくる。
動きが揃う気持ちよさ。



話す言葉も、最初はぼんやりしてたのが、キレが出てくる。

自分が何を感じていて、何を望んでるのかっていうことが、
言葉をつむぎだすことで、わかってくる。

愚痴とか卑下とかでお茶を濁すのでない真摯な語り。

こういうのを母は強しなんていう陳腐なフレーズでまとめたくない。
産後は、身体は本当に弱っているし、気持ち的にも心細い時期だ。
そんな人たちに「強い」なんて残酷な言葉だ。

母だから強いんじゃない。

それでも。マドレボニータの教室に参加してくれた女性たちには、
美しい強さを感じる。

それは、母となったばかりのこの時期に、
ちゃんと自分の身体や心に向き合うから、
そういうプロセスを経てその芯が強くなってくんだとおもう。

産後のボディケア&フィットネス教室@吉祥寺
7月コース参加者募集中。7/2(木)10時スタートです。
http://www.madrebonita.com/wordpress/?page_id=181

2015年6月2日火曜日

ひとりじゃない産後

先日ツイートしたらたくさんの人から反響あった写真です。


これは産後の教室1月コースの初日、レッスン始まる前の光景です。

ひとりの赤ん坊が到着早々に大量のウンチをしました。
もう、それはそれは、背中まではみ出す量♨

こんな時、1人でいると泣きたくなる…

またお尻拭いて、着替えさせなきゃ。大量の汚れ物。
果てしなく終わらない家事がつぎつぎと発生する… 
気が遠くなる。

けれど、この場では1人じゃない。

初めて会った参加者同士、手を差し伸べ合う。3人がかりでうんちのオムツ替えと着替え。3人でやっても大変だけど、わいわい言いながらやってるとツラさも虚しさも惨めさも感じなくてすむ。 

密室で我が子と二人きりという状態が、いかに孤独で心細いか、知らない人は多い。
夫ですら知らないという家庭もあるかも。 
孤独で心細いけど、それを誰かに言ったりする暇も機会もない。
あと、そんなこといったら何て言われるかこわいというのもある。

言う時は、よっぽど切羽詰まったとき。 そして、ちょっと外へ出れば、そんな母親たちの孤独もしらない人から「こんな寒いのに赤ん坊連れ歩いて…( ‵_′ )」って非難されることも多いよね。 

けど、密室のほうがよっぽど危険。 

他の子の世話にも手を貸す。
隣人の手を借りる。
助け合いの精神。

そんな場に足を運ぶことが誰にも咎められない世の中になりますように。


第四回社会イノベーター公志園に出場

金曜日のキックオフから、土日あわせて3日間みっちりISL(Institute for Strategic Leadership)のクラスルームで、非常にインスパイアされる時間を過ごしました。


社会に於けるさまざまなリーダー層に「世界最先端の全人教育プログラム」を提供することで、「自由と公序、私益と公益が両立する新しい経済社会像、企業像・組織像の実現にむけて自ら行動する世界に誇れる日本の次世代リーダーの輩出」を目指すという高い志をもって活動しているISL(Institute for Strategic Leadership)


そのISLの数あるプログラムのなかで、社会事業と呼ばれる分野でのリーダー育成プログラムと位置づけられる「第四回社会イノベーター公志園」に半年間参加させていただくことになりました。


11月に早稲田の大隈講堂でおこなわれる大会まで、毎月、仙台6月、名古屋7月、福岡9月、京都10月、と各都市を周りながら、伴走者のかたのサポートをいただきつつ、自分に向き合い、ビジョンを磨き、それを各地で表現、発表していくという取り組みです。

そのプログラムの中には、各地でのワークショップでの対話のほか、5分間のムービーと10分のスピーチを創りあげていくという課題があり、それはPR動画でもなく、自分を売り込むためのエレベーターピッチともちがう、自分を深く掘り下げたうえでの自身の志を、表現するという、自分に向き合うトレーニングです。


ISLの野田さんの講義にあったリーダーシップの本質のお話にはまず、すごく目から鱗がおちました。たとえば、人とチームを束ねるとか、人の能力を最大限に引き出すとか、私が日頃から「できない(TдT)」と、コンプレックスをもっている部分、そういったリーダーシップ論は、あくまでも組織のなかでのポジションを前提とした、マネジメントの機能としてのリーダーシップ論であると。

ここで目指す真のリーダーシップ論は、ちょっと違う。モデルはマザーテレサやキング牧師…といった人たち。変革と創造に挑戦する存在。立ちはだかる不確実性とリスクを前にしても、そんなことは気にせずに、新しい地平を開拓する、そんな存在。見えないものを見ようとする意志と力。見える1%から見えない99%を探しだす。だから最初はたった一人でのスタートというのが前提だと。そして、フォロワーがうまれてはじめて、結果としてリーダーになるという…

つまり、さらにもっと大きな視野をもって歩んでいくんだとうことを教えてもらった。このプログラムに半年間参加させていただくのも、その一環であると感じました。


この3日間で、何度も出て来た言葉は「自分に向き合う」「自分の人生を活きる…」といった言葉。あれ、これって、あれじゃん、マドレのステッカーやTシャツに印刷してあるLIVE YOUR LIFEじゃん(*゚▽゚*) と気づきました。これを、では、スピーチやムービーでどうやって表現していくか。伴走者のみなさまのお力を借りつつ、磨いていけたらとおもいます。


伴走者の塩川さん、嶋田さん、友田さん、山本さん、学生伴走者の相川くん、半年間どうぞよろしくお願いいたします!