2017年12月31日日曜日

多地域へのスケールアウト


今年はインストラクターが新たにたくさんデビューし、
新人から10年選手の先生まで、
インストラクターのコミュニティも
かなり層が厚くなりました。

毎月の報告会はSkypeからzoomに切り替え、
みんなの顔が見える形になりました。

北は北海道、南は九州、
16都道県どんな場所に住んでいても、
毎月毎月第三木曜日にこんな形で集まって、
それぞれの現場からの知見を持ち寄り、
みんなで考察するという時間を持っています。


毎月の報告書の記入、
報告会の135分を準備するための時間
(準備、進行、議事録は持ち回りで担当)
報告会当日、報告会の議事録のアーカイブなど、
レッスン当日だけでなく、レッスンが終わった後の
こうした丁寧なプロセスを大事にしている。

だからこそ、複数の担い手による多地域展開が
高いクオリティで実現している、
といっても過言ではありません。
これこそがスケールアウトの要だと思います。

ただ体操を教えるだけでなく、
産後という人生のトランジションに立会い、
運動や対話を通して人の本質的な変容を見届ける、
そこまでの仕事をするのが、
マドレボニータの認定インストラクター。

どうやったらそんな深みまで行けるのか?

シェアした動画は12月の報告会。
報告書係の呼びかけにより、
かなり深い話をしました。

zoomのブレイクアウトルームの機能で、
参加メンバーを複数のチームに分けて
ディスカッションすることができるので、
全員が声を出すチャンスを持ち、
よりコミットメントが高まり、
一人一人が考察を深めることができます。

そんな工夫を積み重ねて、
インストラクターが持てる力を発揮できる環境を
みんなで作っていっていて、
ほんとうに可能性は無限大だなと思います。

2018年もK.U.F.U.の精神で、よろしくお願いします。

認定NPO取得お祝いのご寄付は
引き続き、受け付けております。
以下のかたちのいずれかを選んで
ご寄付いただければ幸いです。

単発寄付
https://www.35.madrebonita.com/donation-offers
マドレ応援団(マンスリーサポーター)
https://www.35.madrebonita.com/donate-monthly
みなさまとのご縁に感謝いたします。
2018年もよろしくお願いします。

2017年12月24日日曜日

追悼・アドバイザリーボード 大澤龍さん

2017年12月20日。
マドレ事務局の忘年会ランチの帰り道、
大澤 龍 さんの訃報をききました。

大澤さんご本人から膵臓癌ステージⅣとの
検査結果と今後の治療方針についての報せを
聞いたのが昨年の12月。

不謹慎ながら
「もたもたしてたら大澤さんがしんじゃう!」
といって、すぐに大澤さんのご自宅近くの
喫茶店に会いに行きました。
お伺いしたのが昨年の12/19。
それからちょうど一年後の12/20に
大澤さんは旅立たれました。

その一年間のあいだにも、
大澤さんは折に触れて助言や励ましの言葉をくださり、
最後の最後まで共にいてくださいました。
今年の11月にマドレボニータが
認定NPOとして承認されたときには
「本当に本当におめでとうございます。東京都・法務局を動かしたのは、個々の動きが集まった、マドレが基本的に持っている「団体としての手抜きをしない真面目さ」だったというのが、チャットワークで経過をずっと見ていた私の感想です。年寄りの特権として上から目線の発言をさせて頂きますが、皆さん、本当に良くなさいましたね。認定に限らず、これからもこの真面目さを強みとして活動を進めて行きましょう」
とお祝いの言葉をかけてくれました。

大澤さんに会えなくなって寂しいけれど、
大澤さんが何度も繰り返し届けてくれた言葉は
折に触れて思い出し、
いまでも大澤さんの笑顔が浮かび、
声が聞こえます。

そのスピリットは確実に私たちに残っています。
本当に見事な人生の仕舞いかたでした。

大澤さんは、昔から「痛くさえなければ死ぬのは怖くない」と思っていた、
この状況になってもそれは全く変わらず至って暢気にしている、
といって、いつもメールの文末には
「明るく楽しい禿のがん患者」より。呵呵。
とありました。
最後まで、明るく楽しく、熱く生きた大澤さんの生きざま、
その大澤イズムを受け継いでいきたいとおもっています。



【追悼・アドバイザリーボード 大澤龍さん】

マドレボニータのアドバイザリーボードを務め、マドレ応援団・マドレ賛助会員としても活動をご支援くださった大澤龍さんが、去る12月20日に逝去されました。

ご自身もNPO法人 日韓アジア基金理事、NPO法人シーズ副代表理事を務めながら、たくさんの非営利団体を、そして若い世代を応援してくださった大澤さんの旅立ちに、SNSでも多くの方から感謝と哀悼の声が寄せられました。

そんな大澤さんがマドレボニータを応援くださった背景には「部下を産後うつで無くす」という経験がありました。

以下は、2015年2月のカップル講座ご参加後に、大澤さんがお寄せくださったご感想の抜粋です。

「私が何故マドレを応援しているかをお話します。

私には、最後の会社で部下だった女性が、産後のウツで自殺してしまったという悲しい経験があり、こういう女性を一人でも減らしたいというのが応援の理由です。

ですので、今後益々マドレが発展し教室も受益者も増えることを期待すると同時に、周りに妊産婦がいれば手当たり次第教室を薦め、産後白書と産褥記を贈っているのです。」

▼全文は吉田紫磨子インストラクターのブログに掲載

この言葉の通り、大澤さんは折にふれマドレのイベントに駆けつけ、またオンラインショップ「マドレストア」も頻繁にご利用下さいました。オリジナルメンズTシャツも素敵に着こなしておられました。

また、認定NPO申請の際には地道な資料の整備をサポートくださり、当時の経理スタッフが住む兵庫県まで駆けつけてくださるなど、決して楽ではない認定申請の道のりを、ずっと励ましとともに、伴走してくださいました。

「もっと寄付を頑張って集めなきゃ、作戦を考えなきゃ」と私たちを鼓舞し、つい先日11月のアドバイザリーボードミーティングでも病床からお電話で寄付施策のアドバイスをくださいました。認定NPO法人化したその日に「特設ご報告サイト」を公開出来たのも、大澤さんのご助言のおかげです。サイトのわかりやすさ、寄付導線のフィードバックもくださり、最後に「お祝いの寄付」をくださり、旅立たれました。

大澤さんが、長年マドレボニータを支援くださる中で「産後の問題は社会全体で取り組むべき問題」ということを身をもって示してくださいましたことを本当に感謝しております。

マドレボニータは産後の当事者のみならず、広く、社会全体で産後の家族を支えられる社会の実現を目指しています。大澤さんは、そんな社会の実現を支えるスポークスパーソンであり、こんな生き方をしたいと思えるロールモデルでした。今でも大澤さんの笑顔が浮かび、私たちを激励する元気なお声が聞こえてきます。大澤さんが旅立たれたあとも、私たちが受け取った大澤イズムを胸に、これからも活動を続けてまいります。

最後に…
大澤さんは、どんな機会においても寄付のお願いをしなさい、遠慮は何の足しにもならないということを常に言われていました。大澤さんのアドバイスを受け、最後に大澤さんの遺志をつぐご寄付のお願いをさせていただきます。

▼認定NPO化のご報告ページにてご寄付を募っております

「産後ケアをすべての人に」を実現できるよう、ぜひご支援をよろしくお願いいたします。

※12月31日までに弊団体口座にご入金いただいたご寄付は今年度分の確定申告にて寄付金控除が受けられます。(クレジットカード決済の場合、来月のご入金となりますのでご承知おきください)

2017年12月15日金曜日

宇都宮の産後ケア教室を訪ねて

今年は全国の教室に応援に行く機会を得て、
どの地域でもマドレスピリットが息づく
活き活きした教室を見ることができました。

首都圏ではない教室に行って改めて感じるのは、
マドレボニータの産後ケア教室が、
どの地域に住んでいる人にも、
どんな職業の人にも、
普遍的な価値を提供しているということです。


エクササイズは言わずもがなですが、
シェアリングで語られる言葉にも、
本質的な部分では地域差はない、
と現場を見て断言できます。

わが子の健やかな成長を願うだけでなく、
ひとりの人間として、
社会とつながり自分の力を発揮したいという欲求、
パートナーといい関係を築きたいという希望は、
どんな産後女性にも共通しています。


先日は栃木県宇都宮のなおっぺ先生こと
インストラクター歴5年となる
なおっぺの教室は抜群の安定感。


地元にはたくさんのなおっぺファンがいて、
教室を卒業したあとも応援してくれている。

宇都宮にて、産後ケアという新しいジャンルを

開拓するというチャレンジをしてきたなおっぺは、
その地域ではパイオニアであり第一人者なのです。


今回はなおっぺの教室を見せてもらい、

詳細なフィードバックを共有しました。


すでに充分に質の高いレッスンをしているのですが、
さらなるバージョンアップをはかり、
インストラクターとしての自信をつけてもらえたら嬉しいです。

来年も各地で活躍する認定インストラクターの教室に

お邪魔したいと思っています。
現地の皆さまどうぞよろしくお願いします。


みてね!

2017年7月10日月曜日

女子学生に語るリーダーシップ論






U.S.-Japanカウンシルが主催する女子学生のリーダーシッププログラム「TOMODACHI MetLife Women’s Leadership Program」のアニュアルカンファレンスで基調講演の機会をいただきました。

全国から次世代のリーダーを志す女子学生が集まり社会人のメンターや仲間とともに切磋琢磨するプログラム。そのプログラムの集大成となるカンファレンスで女子学生たちの洗練されたプレゼンをきいたあと、少し先をゆく先輩としてお話させていただくのはなんとも光栄なことでした。



私の前に登壇された小野日子(ひかりこ)さんは、2020年東京五輪・パラリンピックの報道対応やPRを担う「スポークスパーソン」で、元内閣副広報官・官邸国際広報室長。外務省での数少ない女性の外交官としての険しい道を歩んで来た経験を、女子学生たちに語られました。



私からは産後ケアの不在に気付きそのことを問題だと訴え、解決策となるプログラムをつくるという、何もないところから何かをつくり、続けてきた経験から、最初のステップはとても小さいこと、最初のステップを踏むときには、あなたは完全なる自由をもっていることを忘れないでというメッセージを送りました。

以下、最初から英語で書いたので日本語訳がないのですが、スピーチ全文です。担当のKevinさんから

1)5 minutes about you and your personal leadership story

2)5 minutes about what your businesses is and how it helps families in Japan

3)5 minutes about how you made that business happen, including the challenges you faced and how you overcame them

というオーダーを頂き、そのような構成になっています。



Hello everyone. My name is Maco Yoshioka. I'm the founder and executive director of MadreBonita, a business that supports new mothers' mental and physical health after childbirth.

Today as we gathered to exchange ideas about women's leadership I would like to share with you the idea of authentic leadership I recently learned. It may sound strange but until recently I did not identify myself as a leader or an entrepreneur.

I started MadreBonita almost 19 years ago in 1998. How did MadreBonita start? All I did was that I identified a hidden need in society and I pursued an idea that I had to address that need.

There was no postpartum healthcare back in 1998 when I first had my baby. If there is no postpartum healthcare, then why don't I create it? That's how I started MadreBonita.

I have various titles now: founder, director, representative, postpartum healthcare trainer. I’m usually too busy to think about my title. I do whatever I have to do at any situations.

For the past few years I am honored to participate in some very prestigious leadership programs for social leaders who run non-profit organizations.

These events have provided good opportunities for me to interact with other leaders and learn about what is needed of us.

We learned from each others. Sometimes our mentors helped us and inspired us.Now I have some idea of what leadership actually is and what it really takes to be a leader.

From my 19 years of experience, I now realize that what is expected of me as a leader is not only to lead people or manage the organization well but what is really needed is for me to INSPIRE people, to inspire them by seeing and showing them my vision of the future, a society which is better than the existing one, inspire them by trying to fill a gap by taking action.

Authentic leadership means overcoming the fear of being the first one to do something that no one has ever done. A person becomes a leader for the first time when compassionate followers start to appear. The first step is very small. So small that no one ever notices it at first. Even though no one seems to notice, it’s your chance to practice and polish your ideas and activities. Then, the followers start to appear. Some become good partners some might approach you to take advantage of you and disappear once they think they’ve taken enough.

Madre Bonita supports the mental & physical health of mothers after childbirth by providing a holistic fitness program designed for women and families. We focus not only on physical fitness but also on the mental wellness of mothers. We have 60 clasees in 16 prefectures in Japan.

MadreBonita gained non profit status in 2008. Now we have more than 500 support members, 300 volunteers, 10 staff , and 28 certified trainers. My experience and what I felt after childbirth seemed relatable to them. And, now, we are part of a growing movement of expanding postpartum care to Japan.

When you look at the Japanese maternal healthcare paid at public expense, for expectant mothers there is a free parenting class, regular checkups, a lot of information. The National Health Insurance takes care of the cost of birth. For babies free immunizations, free checkups, free medical care. But there is almost nothing for mothers.

Lack of maternal care for new mothers leads to many problems after having a child such as postpartum depression, relationship stresses, and child abuse. It’s become a phenomenon we can no longer overlook.

We believe that if parents get ready not only for the expected babies but also for their own maternal health after the birth, It gets much easier and more enjoyable for us to start a family.

We also notice that women after childbirth tend to be deprived of their dignity for some reason. Expanding postpartum care can solve that problem, too we believe.

In 1998 I gave birth to my first son. I was a graduate student at Tokyo university studying sports science.

I was always curious about the human body and its influence on our mental health. To me, pregnancy and childbirth was the most interesting thing that ever happened to my body and mind. But soon I had to face the harsh reality I wasn’t expecting.

The doctor told me that the baby was growing well so there was nothing to worry about. But I myself was feeling very unstable and exhausted after giving birth. Everyone’s attention was on the baby. The mother was left alone with pain and fatigue.

Here is what mothers actually face. Many of us do not want to believe it. But it’s true. It is so painful that women themselves are not willing to talk about the experience. That’s how the issue has been overlooked instead of the wisdom being handed over.

I was surprised for 2 reasons. First of all because there is no support system or professionals to help mothers & families recover their health and strength. Secondly I had never been informed of what would happen to my body and mind after childbirth. It was never taught at school or hospitals. Because everyone’s attention including mother’s was on baby. So mothers tend to be overlooked. Even though the mother is crucial to the baby’s life.

I first started a postpartum class for women with babies when my baby was 6 month old. It was in fact for myself who was also a woman after childbirth. I kept holding the classes even after my postpartum period had become a past. So many women came up to me and said the class saved their lives. Not only themselves also their babies and their husbands. I was convinced by then that physical and mental fitness of mothers benefits the whole family

My son is now 19 years old. What I experienced 19 years ago was a strong motivation for me to pursue the vision of MadreBonita.

But our memory is not reliable. We do forget.

If I didn’t start MadreBonita I’m sure I would have forgotten the hard time after childbirth and wouldn’t have talked about it. This tendency is still a big challenge to us when we persuade the necessity of postpartum care.

The only difference from 19 years ago is that now I am a leader with passionate supporters and colleagues who care about expanding postpartum care in Japan and believe in the importance of respecting womens’ dignity.

This speech is approaching to the end.

I am going to wrap up by telling you what I would like you to remember.

I would like you to remember that the first step is very small.

When you take the first step you have complete freedom to imagine an ideal future. Some might say you are naïve, others might say you are a dreamer. But you are not the only one,

I was all alone when I started.

Soon some empathetic people started to gather.

Also many people left.

But we did not give up.

When people leave we tend to get too emotional. But it gives us good lesson.

It is our chance to look into our criteria and make them clear.

Now we are not only colleagues but also proud professionals mutually brushing each other.

Again,
the first step is very small.

Whatever people say to you you have complete freedom to live your life and pursue whatever you believe.

That leads to your authentic leadership I believe.

This is the end of my story.

Thank you very much.

以上です。今年のプログラムも募集が始まっていて、学生は締め切ってしまっていますが、メンターの募集は本日は〆切のようです。ご興味あるかたはぜひ以下のリンクをご覧ください。
http://usjapantomodachi.org/2017/05/22504/

2016年7月16日土曜日

幸福は日々の中に。

『幸福は日々の中に。』イメージフォーラムで観て来た。鹿児島行きたくなった。グッドネイバーズジャンボリーにも。鹿児島市内の住宅街の一角にある「しょうぶ学園」という知的障がい者施設を映し出した73分の映画。
普通って何?多様な人が生きやすい社会をなんていうけど、そんな社会いつになったら実現するのか?だったらいま、生きやすい場所をつくって、そこにきてもらいたい、といったようなことを話す台詞が心にのこった。
「「普通」という曖昧な海を泳いでいるみんなへ。僕たちは、彼らに社会の秩序というものを教える立場ではない。彼らから精神的な秩序を学ぶべきだ」これは学園長の福森伸さんの言葉。
ここは障がいを持つ人があるがままでいられる場所。好きな手仕事をしながら、叫ぼうが歌おうが一日中ぼんやりしていようが、衝動の全てを肯定してくれるという。クラフト作品をつくったり、音楽をやったり、踊ったり、おそば屋さんやカフェを運営したり、それがどれもこれも、独特の味がありクオリティがめちゃめちゃ高い。いろんなものが、絶妙なバランスで成り立っているんだろうなと思う。
鹿児島は、ボーイスカウト発祥の地でもあり、コミュニティの中で人を育てる薩摩藩伝統の縦割り教育「郷中(ごじゅう)教育」というものがあるそうです。そんな鹿児島のなかで「しょうぶ学園」は地元の市民球団みたいな存在で、ついサポートしたくなる集団なのだそう。すてきだーーー。


2016年7月14日木曜日

社会的インパクト評価の実践による人材育成・組織運営力強化調査

内閣府の「社会的インパクト評価の実践による人材育成・組織運営力強化調査」という取り組みの対象事業者の一団体としてマドレボニータは「社会的インパクト評価の実践」に取り組みます。

団体として社会的インパクト評価をしなければならないことはずっと前から意識していたものの、自力ではなかなかその余裕がなく着手できずにいました。今回このような機会をいただき、内閣府と新日本有限責任監査法人のみなさまに伴走していただき、スーパーバイザーとしてパブリックリソースセンターの岸本幸子先生についていただけるという心強い体制で、2月の成果発表と3月の最終インパクトレポート提出まで、短い期間ではありますが、調査に取り組みます。

社会的インパクト評価とは、団体の活動のアウトプットだけでなく、そのアウトカムを定性的定量的に調査して評価するという取り組みです。つまり、何人の受益者を生み出したかだけでなく、その受益者にどんなポジティブな変化がもたらされたか、その団体の活動によって社会がどんなふうに変化したか、といったことをちゃんと追いかけて調査し報告することです。

これからインパクト評価に取り組む団体のロールモデルになれるよう、その調査のプロセスも、考察しながら、発信していきたいとおもいます。この動画は一昨日行われた事前研修会の様子で、マドレボニータからは6人のスタッフが参加しました。



このあと7月中に第2回研究会があり、ロジックモデル作成と評価するアウトカムの特定をし、指標と測定方法を検討し評価デザインをつくっていきます。この研究会には、なんと事務局スタッフ全員が参加します。地方や海外在住のスタッフも。社会的インパクト評価はそれだけ重要度が高く、スタッフひとりひとりの業務にも密接に結びついているということです。

スタッフ全員参加というのは、新日本有限責任監査法人のご担当者からは求められてはいなかったのですが、この調査の目的や意義を早い段階で団体内部に共有することはとても大事なのではないか、それもトップダウンの報告ではなく、こういったワークショップ形式の場にスタッフも同席してディスカッションに参加することが大事なのではないかということで、こちらからお願いして広い会議室を用意していただきました。これも、今後インパクト評価に取り組む団体も活用できるかもしれない知見として、その効果なども見ていきたいと思います。

このプロジェクトを担当しているマドレ事務局次長の太田智子と話していたのですが、やはりこういう取り組みに一番必要なのは「伴走者の存在」であり、報告会などの発表の機会が用意されていること、というのが、スタートしてみての実感です。インパクト評価をしなくてもいい団体というのは、ないと思いますし、これからますます当たり前に求められる取り組みだと思うので、これからインパクト評価をしていきたい団体が参考になるような情報を蓄積して発信していければと思います。やってみてつまずいたところ、うまくいったところ、色々出てくると思います。マドレボニータの公式ブログなどでも、研究会の報告や調査の結果などなど記録してアーカイブしていきます。


2016年7月5日火曜日

さとにきたらええやんアフタートーク

最近もっとも心揺さぶられた作品『さとにきたらええやん』あさって7/7(木)18:50の回の後、重江良樹監督とのアフタートークに登壇させてもらえることになりました。



マドレボニータつながりの人にも是非みてもらいたい。「さと」の子たちに出会ってほしい。

本作は、日雇い労働者の町として知られる大阪の釜ヶ崎で、38年間続く子どものための施設「こどもの里」を追いかけたドキュメンタリーです。先週、西成出身の俳優赤井英和さんとラッパーSHINGO★西成さんのトークの回を観に行ったのですが、赤井英和さんは、映画を観終わって、しみじみと一言。「子どもは私たちの宝」。映画を観たらその言葉の意味がわかります。SHINGO★西成は「いろんな速度で歩く人を許してくれる街」「過去を捨てても生きていける街」と西成のことを語り、唄いました。

この映画の舞台である「こどもの里」で働いていたことがある、Homedoorの小林くん曰く、大阪市の西成はあらゆる社会問題の先進地域と言われる場所で、高齢化、雇用、福祉、ホームレス、子どもの貧困などの様々な社会問題が、狭い地域の中に集中している、その中で何十年も活動している「こどもの里」は一見の価値有り、とのことです。

綺麗事ではない多様性、包摂、血縁を超えた家族、生きづらさをサバイブすることのリアルがスクリーンからすごい迫力を持って迫ってきます。リンク先の予告編だけても観てみてください。

6月から公開してきたポレポレ東中野での上映は、来週7月15日(金)まで。あと2週間で東京公開は終了になります。これ以降は東京での上映予定はないそうです。この機会にぜひ。

また、小学生以上のお子さんいるかたは、ぜひご一緒に。子どもたちにもみてもらいたいと、ポレポレでは「小中高500円」という破格の価格設定をしています。