2016年1月31日日曜日

文京区版ネウボラ事業に産後ケア

文京区では、妊娠ー出産ー産後と切れ目ないサポートを掲げ、北欧にならった「ネウボラ事業」を実施している。

これまで自治体の支援といえば「妊婦」と「赤ちゃん」のみへの支援に偏っていたが、「産後の女性」の心身の回復にしっかり公費をあてはじめたのが、文京区や北区の事例。

こうして産後女性のヘルスケアのために予算を確保し、産後ケアのプロフェッショナルであるNPOにそのパートを担わせ(講師派遣というかたちで)、定期的に開催される講座という形で継続的な支援がおこなわれている。

こういった事例は近隣の区からも視察があり、類似の施策が検討されています。ちなみにこの講座は、募集開始するとその日のうちに満席になってしまうそうです。

文京区版ネウボラ事業について
【文京区】産後のヘルスケア&バランスボール教室
http://ow.ly/XwQao
マドレボニータの自治体・企業・団体との取り組み

担当の仲井果菜子インストラクターより。
「産後の女性が元気になることで、赤ちゃんに向き合う体力がつき、パートナーとの関係性が改善し、意欲的に社会復帰する人も増える。長い目で見たら、それは文京区に住む次世代の育ちにも大きく影響していくはず。産後ケアへの投資は「未来」への投資なのだなあと、改めて感じました」

赤ちゃんと夫、二人での留守番


土曜の朝活レッスン、前半の9:30(ベーシック)の回は、マドレOGだけでなく、マドレ初めてですというかたのご参加もいらっしゃいます。いきなり4回コースに申込むのはまだまだハードルが高い。そういった方々にとってまずは単発のショートレッスンからというのは妥当な入口なのです。

「まだ産後2か月、赤ちゃんと一緒に参加する自信なくて、今日はパートナーに赤ちゃんを預けて単身できました」というかたも。赤ちゃんも一緒に参加できることがわかって、次は4回コースに申込むとのこと。一方、産後210日過ぎてしまったので赤ちゃんは連れてこれないのだけど、パートナーに預けてきましたというかたも。この7か月ほんとにツラかったので、今日来れて身体うごかしてスッキリしてよかった、やはりあらためて4回コースに通いたい。一時保育など手配して参加に向けて動こうとおもうと語ってくれた。

パートナー(夫)に赤ちゃんと二人で留守番してもらうって実はすごく勇気のいることだとおもうけど、それは、こんなタイヘンな赤ちゃんの世話を彼ひとりにやらせちゃって大丈夫かなという心配な気持ちと、申し訳ない気持ちと入り交じっているのだろうけど、そういう心配や遠慮の気持ちゆえに、自分ひとりで子育てや家事を抱え込んでしまう女性がいかに多いことか。

そして、家事や赤ちゃんの世話を託してもらえない父親たちは、体験できないから、妻の大変さを理解できない。仕事休んで家にいるんだから、そのくらいなんでできないの?などという誤解をしたまま、お互いにイライラを積もらせてく。

遠慮とか申し訳ないという気持ちとか嫌な顔されたらどうしようという恐れとか、そういう感情は、性差関係なくパートナーシップのなかで生じるものだと思う。そのせいで起きるディスコミュニケーション。そういう感情を相手に抱かせてしまっていないかどうか、お互いの状況を理解する努力、対話や体験を惜しまない姿勢というのが、よいパートナーシップには必要なのだと思う。

それは、口でいうほど簡単なことではなく、とても勇気のいることなんだけど、こうして、教室で出会った人が、パートナーに赤ちゃんを預けてきたとか、そういう素敵なロールモデルに出会えることで、自分を問うたり、背中を押されたり、ということはあるとおもう。だから、赤ちゃんが小さい時期から、外に出て人に出会い、価値観を広げるというのはとても大事だとおもいます。


2016年1月29日金曜日

あらためて2016年のNew Year Resolutionを

もう1月が終ってしまうなんてー(≧д≦) 
でも旧暦ならこれから新年だからね。
今週土曜の朝活ショートレッスンは新年のつもりで来てくださいヽ(´▽`)/ 
New Year Resolution ちゃんとしそびれちゃったよ〜というかたも、
ぜひこの機会にきかせてください。

私は2016年が始まってから、
Wholehearted Living(心から生きること)を生きる知恵を
長年の大量の定性リサーチから編み出し人々に教えている
ブレネーブラウン女史のLIVING BRAVE SEMESTERという
オンラインコースを受講しています。
毎週の宿題にも真面目に取り組んでいます。

その宿題のなかで、ランタンのメタファーをつかったエクササイズがあったのですが、
自分が本当に大切にしたい価値観とはなにか?ということを明らかにし
(私の場合は、このエクササイズで自分の内面をより精査したうえで、100あまりリストアップされている価値観のなかからLOVEとDIGNITYに絞りました、絞り込む過程でもとても気づきがありました)


その価値観をランタンの炎にたとえ、
その炎を守るプロテクターとなるものはなにか?
人、行動、などをあらためて言語化し、
さらには、そのランタンを自分の手元にちゃんと携え、
自分の道を照らすためには何が必要か?
そのランタンを手放してしまいそうになるときのサインは何か?
といったことを整理していきました。

そのなかで、自分が最も大切にする価値観(VALUES)を
守るもの(プロテクター)のひとつに、
「身体を動かすことによる自分自身のメンテナンス」というのがありました。

精神論ではなく、小手先のテクニックでもなく、
上手に生きるコツとかでもなく、自分を丸ごと活かす人生を生きるためには、
自分自身の炎をちゃんと携え、その道を照らす必要があり、
その炎を維持するためには、有酸素運動やダンスが必要である、
ということを改めて自覚したのでした。

それはつまり、自分があまり有酸素運動できていないときというのは、
要注意のサインであり、自分のランタンのハンドルを離してしまっている、
そんな兆候であるということでもある。
そういうことに意識的であろうと思っています。

NEW YEARって自分の大切にしたいことを、あらためて意識する時だと思います。
ぜひ、有酸素運動しがてら、あなたのVALUEをきかせてください。

今週土曜、吉祥寺のスタジオアムリタNORTHで9:30からの回と10:50からの回です。
マドレOGのみなさん、お待ちしてます!もちろんOGじゃなくて初めての方も歓迎しています。赤ちゃん連れは210日までデス(*^-^)


2016年1月27日水曜日

第7回NECワーキングマザーサミットを終えて

昨日のNECワーキングマザーサミットを終えて、
今日の卒業サロンで、2015年度のサロンプロジェクトはいったん終了。

お疲れさまでした。こんなにも、人の力が活かされて、
ひとりひとりがエンパワーされるプロジェクトはなかなかナイと
いつもみんなで自画自賛しています。

サミットの終了後、進行役の9人のチャレンジした勇気を讃えるために、
セオドアルーズベルトの有名な名言を捧げました。
It is not the critic who counts; not the man who points out how the strong man stumbles, or where the doer of deeds could have done them better. The credit belongs to the man who is actually in the arena(真の称賛に値するのは外野からあーだこーだいう人じゃなくて、アリーナに降り立って戦った人だ、というのがだいたいの意味)

「アリーナに立つ」というと、進行役として人前に出る緊張、
などを連想するかもしれないけれど、もちろんそれもあるけれど、
このプロジェクトを進めていく上で、たぶん、人前に出ることよりも、
実は、自分自身に向き合うこと、自分たちのパートナーシップに向き合うこと、
のほうが、勇気のいることだったんじゃないかなぁと思います。

そうやって、自分に向き合う、相手に向き合うということも、
「人生のアリーナ」なんですよね。

人前に出て進行するのは、練習すればなんとかなるじゃない?だけど、
とくに自分の意志だけではどうにもままならない、パートナーとのことは、
向き合わないほうが波風立たなくてラク(快適ではないけど)という方向に流れやすい。

自分自身の本当の気持ちに向き合うのだって勇気がいる。
相手の気持ちを聴くこと、いや尋ねることからして勇気がいる。
結果を自分でコントロールできないこと、それはパートナーシップもそうだし、
サロンの運営もそうだし、そういったことに果敢に取り組んだ勇気
すべてをひっくるめて、讃えたいとおもいました。



うちあげの席では、まず、マインドマップで1分振り返りをして、
ひとりひとりが感想を話すということをしたあと、飲み会にうつりました。
飲みながら、話がとまらないとまらない。

話しながら、もう泣いてる人もいたりして、なんだか青春!
というかんじでした。

来期はどんなメンバーが集まるかな〜。楽しみです。


※ちなみに、このプロジェクト、忘れられがちなので、毎年クレジットしますけど、この、全国のマドレ正会員さんからボランティアの進行役を募って、サロン形式で全国で運営していく方法は、2009年の年明けくらいに、当時、ETIC.に入るまえ(だよね?)の Kaori Noda さんと私で、大井町の喫茶店で、すごい勢いでブレストして考案し、それをもとにカオリさんがプレゼン資料をつくり、NECの社会貢献室の担当者のみなさんにプレゼンをして、その意義や社会的インパクトが認められて採択されたものです。その資料を、葉子さんにお渡しして、リーダーをやってくれないかとお願いし、葉子さんが戸惑いながらも、やってみたいと引き受けてくれたところからこのプロジェクトが始まりました。初年度は、今のようにチームで運営するスタイルではなく、進行役(当時はファシリテーターと呼んでいた)がすべてやるスタイルでとっても負荷が高く、タイヘンなので、サポーターを募って、チームで運営していくという形になり、そのチーム運営のノウハウもたまってきて、だいぶ洗練されてきたのでした。今年は全体サポートにもボランティアのスタッフが入り、さらに運営方法は進化し、洗練され、より、人の力が効果的に活かされるかたちになってきています。