2012年7月8日日曜日

友達におせっかいする人生




産後20日の千絵ちゃんヘルプにいってきました。
千絵ちゃんにお世話になってる人たちで交替でヘルプにいってます。
先週は、まだ起きあがるのがツライという状態だったけど(産後二週間)、
今日は、起きあがりたいという欲求がでてきたって。

でもまだ布団はリビングにしきっぱなしで、いつでも横になれるようにしてある。
そして、シャバの空気も吸いたいけど、まだ外に出られる感じじゃないから、
私たちの運んでくるお喋り(ゴシップとか!)が、すごい栄養になるーって。


産褥期の4週間は、あまりに怒濤すぎて、あっというまに過ぎてしまうので、
あまり語られることがなく、一般的にも軽視されがちですが、
こうして、寄り添ってみると、ほんとに一日一日、
すこしずつ体が回復していき、赤ちゃんも成長してくのがわかる。

この変化は、本人ですら忘れちゃうかも。
人気のある育児エッセイや漫画も、たいてい
産後2〜3カ月くらいのとこからスタートするよね。

出産したあとの1カ月間、産婦は確実に最初は弱っていて、
睡眠も、細切れで、、、ぐったりしている。
それを、産婦と、その夫(あるいは両親)だけでケアするのは、
やっぱり、やっぱり限界あるよ。

エッセイや漫画に書/描かれてないから、実態が知られてないので、
本人も、産む前まではタカをくくっていて、
あんまり備えてなかったりする。
それで、翻弄されてるうちに、4週間たってしまう。


そして、この時期って、見事に、人が寄り付かないんだよねー。
みんなfacebookに赤ちゃんの写真がアップされてたりすると、
おめでとうー!congrats!みたいなコメントが50個とかついたりするけど、
そのうち、産婦のからだを気遣うコメントは何個ある?

そして、そのコメントをした中で、
赤ん坊うまれて大変だよね、手伝いにいくよ、と申し出る人は、何人いる?
いや、むしろ、「子ども生まれたから、家族水入らずでそっとしておこう」
っていうふうになっちゃうのね。

今回、千絵ちゃんとの共通の友達にも、
ヘルプ行きたい人はぜひー!って声かけたけど、
マドレ以外の人たちから手をあげてくれたのはたったひとり、
iLEAPのいずみさん(シアトルから来日してた)だけだった。

※いずみさんの、人としての素晴らしさについてはまた別ポストで。いずみさんとこういう形で一緒に過ごせて嬉しかったなぁ。

みんな、それぞれ仕事が忙しくて、よそのうちにいって、
赤ん坊や産婦の世話なんてする余裕ないのかもだけど。
(でも飲み会に行く余裕はあるんだよね)

産後の友達の家に、沐浴やら洗濯やらを手伝いにいくっていう
そういう文化を広めようってことで、
『産褥記2』っていう本も出してるんだけど、
なかなか、その実践をマドレ界隈の外に広めるのは難しいですね。

まだまだ力不足です。

でも、これは、まだまだ懲りずに提唱していきたいと思ってるんだ。
ライフスタイル、生き方の問題として。

友達が元気なときに、元気な状態で会うのは、
そりゃ、ふつうに楽しい。
飲みにいったり、延々とおしゃべりしたり。

でも、その友達が出産したばかりのときとか、
弱ってるとき、人の手が必要なとき、
そういうときにも、会って、手をさしのべる、
そういう生活がしたい、と思ってます。

そっとしておく、のではなく、おせっかいする。
だって、産婦から、お願い、って頼めないもん。
S.O.S.って、自分からはなかなか出せないもんです。
いざ出したときは、もう、よっぽどの状態になってる。

そうなるまえに、身近な友人が、介入したらいいじゃない?
だって、数ヶ月前までは、一緒にゴハンたべにいったりしてたのに、
赤ちゃん生まれたらコンタクトしなくなっちゃうって、水臭すぎる。
こういうときにこそ、力になれるんだから。

たとえば、産後をこじらせて、うつになっちゃってからでは、
あんまり友達としてしてあげられることって、
残念ながら、ない。もう、治療と休養するしかないから。

ちなみに、千絵ちゃんとは、昨年の7月に
一緒にシアトルにいったご縁で知り合いました。
とても素晴らしい通訳の千絵ちゃん。
その頃は、子ども、考えられないんだよね、っていってた。

その後、マドレボニータと関わるようになったりして、
考えられない→考えてもいいかな、に変わったのかな。
↓この動画は、千絵ちゃんを講師に迎えて3カ月に1回ほど
↓実施していたトレーニングの様子。

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