2016年6月10日金曜日

障がいのある児の家族サポートについての勉強会

マドレボニータでは2011年より、ひとり親、多胎児の母、障がいのある児の母など、より支援が必要な母たちに、産後ケア教室の受講料を全額補助する制度を運営してきました。これまでの利用実績は473組。「この制度がなかったら、教室には来れなかった、この制度に救われた」というリアルな声に手応えを感じつつ、一方で、この制度からもこぼれ落ちてしまう人たちがいるということも、調査からわかってきました。それは、障がいのある児の家族でした。


そこで、今年度は、合同会社西友からの助成をうけ、認定NPO法人フローレンスの協力を得て、障害児保育、障がいのある児の家族サポートについての勉強会と、「NICU・GCU入院児の両親のための講座」を3回ずつ実施することに。

ちなみに第一回目の勉強会では荻窪の障害児保育園ヘレンの見学もさせてもらいました。勉強会第二回となる今回は5/15に開催した「NICU・GCU入院児の両親のための講座」を振り返りつつ、その知見を共有し、残り二回に向けてのブラッシュアップをし、その他、ダウン症協会理事のの水戸川真由美さんや、フローレンスの障害児保育事業部の森下さん片山さん、にお話を伺ったりして、障害児保育、障がいのある児の家族サポートについてディスカッションしました

この取り組みを企画して進めてくれている太田智子事務局次長(もこちゃん)が、この勉強会の案内文に書いてくれた目的は以下の通り。
【目的】
・5/15の初回講座の開催報告と振り返り→団体全体で知見をシェアする
・障がいのある児の母や父に対して、マドレボニータができることをあらためて考える、また産後ケアバトン制度を通じての各インストラクターやスタッフの経験をシェアしたり、専門家への質問で団体全体の受入れスキルのボトムアップを図る

次回の講座は7/24(日)9/11(日)10-12:00会場は勝どきです。カップルで参加しやすいように週末の開催です。参加費は無料。身近に該当する方がいらしたら是非教えてあげてください。


「はたらく」というのは、人間の基本的人権のひとつだと思っています。子どもは社会で育てるもの。親の所有物でもなければ、親が全てを捧げる存在でもありません。保育は大事な大事な社会的資源であり、障害児にもそれは適用されるものであるべきであるとともに、子どもにとっても、集団のなかで愛されることは彼らにとっての基本的人権だとおもいます。

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